翻訳地獄へようこそ

[目次]

はじめに 翻訳とは外国語の言葉を訳すだけの作業ではないのです

1章 翻訳基礎トレーニング
注意深く読み適切な訳語を見つけだそう

多くの誤訳は名詞の意味の取り違えから生まれる
翻訳者にとって辞書は引くものではなく読みこむものである
慣用句は時に破壊力のある地雷となる
「秋の男」はカモかスケープゴートか
"ダーリン"などの愛情表現用語を訳文にどう生かすか?
謎のカタカナ言葉が多い翻訳には誤訳の香りがする
修飾する相手によって英語の形容詞は意味が変化する!
打ち方で意味ががらりと変わる句読点にご用心
翻訳の二つのやり方「英文解釈」方式と「流れにまかせる」方式
慣用句の定番訳にとらわれて文意を読みそこなうな
英和辞典で訳語選定に迷ったら英英辞典を読もう
似かよった意味を持つ単語の使い分けに注意
米国の名校閲者にならいハイフンにこだわって訳してみると

2章 翻訳フィールドワーク
背景となる文化や歴史や地形を徹底調査せよ!

ジャンパーはイギリスではセーターのことなり!
ケンジントンのオランダ屋敷が翻訳小説に登場する謎
ドアの開け方はミステリ翻訳の重要なポイントとなる
小説で知ったイギリスにおけるcityの意味
悩ましい英語と悩ましい日本語そして悩ましい翻訳
アベラールの削除問題について調べて翻訳に生かす
ナースとは何者? 意味が変化してきた名詞に注意せよ
翻訳で失われるものは意味だけではない
たとえ理解されずとも古典の引用やもじりを訳文で表現したい
グレアム・グリーンが嫌がらせに贈ったプレゼントの中味
英国中流階級が舞台のナンセンスな味わいの童話を訳すには
言葉の語感の変化を敏感に感じ取って訳語を選ぼう
英語翻訳家の鉄則:謎の人物が出て来たらディケンズを当たれ!
本を勧めたら友人から苦情の手紙が届いた

3章 翻訳実践ゼミナール
「表現」の翻訳を目指し試行錯誤の日々を送ろう

007原作者フレミングの小説は翻訳修行に向いている
英語の小説に登場する日本人の京都弁をどう訳すか
なぜカウボーイは独立分詞構文で描かれたのか?
安房直子作品の英訳本を使って学ぶ童話の翻訳術
小説のだいご味である比喩表現で翻訳者の腕も試される
ダイアローグ・タグを訳さないのも訳すのも翻訳の技法
小説の視点人物を見つけて「翻訳弁」を減らそう
小説とノンフィクションの翻訳作法の違いは何か?
語順に従って訳す手法が最近の翻訳の原則
エリザベス・テイラーの小説で英国中流階級の生活感覚を養おう
フロイトの孫が書いたイギリス流ウィットに富む児童小説
英語の文法書が教える「情報伝達」の観点に立って翻訳すると
翻訳家志望者よミステリの翻訳を甘く見ることなかれ





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